ご挨拶
青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 戸辺研究室は、2012年4月に新しく始まった研究室です。「実世界と接するネットワーク」をキーワードに研究を進めます。
「情報ネットワーク」は、もはや狭い意味での電気通信ではありません。1990年より前は電話網の拡充、高機能化、2000年頃まではインターネットの高機能化そのものがネットワークの研究の中心でした。技術としての通信を考えると共に、今後は、モノ、人、実世界との接点においてネットワークを捉えることが大切な流れです。このとき、実世界との接点で欠かせないのがセンサです。当研究室では、通信技術および、センサを用いたネットワークの研究を進めます。
センサには、ゲーム機や携帯電話などの加速度センサなどの小型デバイスに内蔵されるもの、心拍センサのように体に装着し生体情報を収集するもの、GPSデータを取得し位置情報に関連つけたものなど,多種多様なものがあります。小型のセンサ増えてきたため、『人がセンサを持ち歩く』ことが可能な時代になったといえます。 人が持ち歩くセンサを活用し環境や自分自身を自ら計測し、グループで共有することで実世界情報を広範囲にわたって取得することが可能となります。このような仕組みをヒューマンプローブ(人間による計測)と名づけ、当研究室では、ヒューマンプローブの可能性も追求していきます。